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引越料金の仕組み

●引越料金の仕組み
引越料金は、『基礎運賃』、『実費』『オプションサービス』の合計金額になります。
それぞれの内容は次の通りです。

①基礎運賃
基礎運賃には、車輌利用料と、運転手の人件費が含まれています。
基礎運賃は、時間制と距離制の2種類があります。実際に荷物を運んだ時間あるいは距離で基準運賃が定められています。また、車の大きさ(2t、4t、6t~)によって値段が違います。
基礎運賃は、国(国土交通省)が約款にのっとり算出して決めている金額なので、どの引越業者もほとんど同じです。
(1)時間制・・・荷物を運ぶ距離が100km以内の場合に適用されます。4時間制と8時間制があり、
         4時間制は作業時間が午前から午後にまたがらない場合で4時間以内の時に適用
         されます。また、8時間以上になる場合は、1時間ごとに追加料金が必要になります。
         軽貨物運送業者の場合には2時間または8時間の基礎運賃が設定されています。
         これも、1時間延長するごとに追加料金が必要になります。
         この時間制は、引越業者が現地に到着してから、会社に帰ってくるまでの時間です。
(2)距離制・・・荷物を運ぶ距離が100kmを超える場合に適用されます。100kmを越えた場合は、
         その距離に対して追加料金が必要になります。ちなみに、軽貨物運送業者の場合は
         30kmです。

※割増運賃
休日に引越しすると基礎運賃の約2割増しになるそうです。この割増運賃は、業者によって10%まで請求できる権利が認められているそうです。どれくらい割増になるのかを確認しましょう。
 
※車輌留置料
荷主の要請で運搬車輌を留め置く場合に請求されます。休日、深夜・早朝の運送になった場合は、さらに追加料金等が必要になります。

②実費
(1)荷造り・搬入・搬出等にかかわるスタッフの作業費
(2)ダンボールなど梱包材の資材料
(3)機材料
(4)有料道路やフェリーなどの利用料
など、実費負担 として定めらた費用です。荷物の運搬にかかるスタッフの人数は、引越の規模によって異なります。

③オプションサービス
クーラー取り付け、ピアノ輸送、アンテナの取付・取外し、乗用車・バイク輸送、ハウスクリーニング、不用品の処分などのオプションサービスの費用です。

④保険料
高級な家具などをを運ぶ場合に検討しましょう。引越業者に各にする必要があります。

※航空機利用の場合は、航空運賃が追加にになります。
※JR利用の場合は、取扱料とJRの利用料(オンレール運賃)が追加になります。


これらの料金についての詳しい内容は、見積りの際に引越業者が説明してくれます。梱包の解体作業や、荷物を運ぶさいの家具の組み立て解体等は後でトラブルにならないように必ず内容の確認するようにしましょう。

●見積について
引越の見積は、国が“引越見積の定義”を制定しているそうです。引越業者はこれに基づいて見積を作成します。
もしも引越業者がこの引越見積の法律に違反した場合は、廃業をしなければいけないそうです。

●午前便・午後便について
◆午前便・午後便とは
引越には、『午前便』、『午後便』、『フリー便』があります。
これらは引越作業の始まる時間によって違います。
引越条件が同じ場合、午後便を利用すると午前便よりも引越料金が安いことがあります。

①午前便 ・・・朝一番から引越作業を開始します。
②午後便 ・・・基本的に午後から引越作業を開始します。時間指定が出来ない事が多いです。
③フリー便・・・引越業者の都合に合わせて引越作業を開始します。午前・午後のどちらになるかわかりません。
        場合によっては夕方になる事もあります。

午前便と午後便、フリー便の選択方法は、引越費用のメリットだけで決めてしまうと、その他の面でリスクが伴う場合があります。
午後便とは、午前便を終えた引越業者が次の予定先に行くということです。したがって、午前便で時間が長引いてしまった場合は、午後便は夕方から作業開始になるというケースも考えられます。引越シーズンなどで忙しい時期は、夜から作業開始となることもあるそうです。
日中に引越を済ませたい人には、この事をよく理解してから午後便にするか検討しましょう。また、午前に1件済ませて来るためそれなりの疲労もたまっているためミスが発生しやすくなったりするという可能性があります。
ちなみに、規模の大きい引越などは、業者の指定で午前便になるようです。

◆午後便の安さの秘密
引越業者の車輌には、1台ごとに売上の設定がされているそうです。
わかりやすく例にしてみます。

例:車輌1台に対して1日の売上設定金額・・・20万円

(ケース1)
午前便 (規模の大きい引越)・・・10万円(朝一番~午後1時まで)
午後便1(規模の小さい引越)・・・ 5万円(午後2時~午後4時まで)
午後便2(規模の小さい引越)・・・ 5万円(午後4時30分~午後6時30分まで)
これで、一日の設定された売上を達成する事が出来ます。

(ケース2)
午前便 (規模の大きい引越)・・・15万円(朝一番~午後3時まで)
午後便 (規模の小さい引越)・・・ 5万円(午後4時~午後6時まで)
これで、一日の設定された売上を達成する事が出来ます。

このように、午前便は時間のかかる規模の大きな引越しが中心であるために、一台の車輌でこなすことのできる引越し件数は当然少なくなってしまうため、引越料金は高く設定されます。逆に規模の小さい引越は、件数をこなす事が出来るために料金が低くなるのです。
また、午後便が安い理由には、午前便は規模が大きい引越を取り扱うために時間通りに引越が済むかはわかりません。そのため、午後便やフリー便は時間の確約が出来ないので、その分を割引にするということもあるようです。

●混合便・チャーター便・積み切りについて
荷物の運搬方法によって、引越費用を抑える事が出来ます。

①混載便
他のお客さんの荷物と一緒に運ぶ方法です。業者さんは複数のお客さんの荷物をまとめて運ぶのためコストダウンにななります。荷物の引き取りは指定できますが、転居先に送ってもらう日程までは指定できません。これは、業者側である程度荷物がまとまらないと輸送しないためです。単身者で、遠距離の引越しの場合は検討する価値があります。

②チャーター便
引越しの「運搬(輸送)」だけを業者にしてもらうことです。荷物の梱包、搬出、搬入は自分で行ないます。
友人や知人に手伝いを貰えるけど、「運転ができない」、「車の準備が出来ない」などの場合におすすめです。

③積み切り
積み切りとは、1台の車輌に積める分だけ運搬するという意味です。これで積みきれなかった荷物は、自分で運搬しなければなりません。自家用車に乗りきれないような荷物が残ったら大変ですので、必ず見積段階で荷物が積みきれるかをチェックしてもらいましょう。